タングステン、モリブデン系電極の特徴と抵抗溶接時のメリットは次のとおりです。
タングステン、モリブデンの特徴 | 抵抗溶接時のメリット |
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・高温硬さに優れる ・他の金属成分との反応が少ない ・電気抵抗が大きく、熱伝導率が低い | ・変形が少なく、安定した電流密度が維持できる ・ワークと溶着しにくい ・電極自体の発熱を利用した溶接が可能 |
特に、銅などの電気抵抗が低く、熱伝導率が高い材料(抵抗発熱しにくい材料)や、めっきなどの表面処理を施した材料を抵抗溶接する際に性能を発揮します。
また、これらの電極は銅のシャンクと接合して使用される場合がほとんどです。当社の電極には『NDB法』という当社独自の直接接合技術を適用しており、一般的なろう付品などと比べて「電極の長寿命化」や「生産性(ショットサイクル)の向上」をはかることが期待できます。
タングステンやモリブデンをはじめ、タングステン複合材料など、溶接物に応じた電極材質を取り揃えております。
また、銅シャンクとの接合品など、お客様のご要望に応じた仕様の電極を製作致します。
電極例