次世代電池や各種素材の開発・製造用途において
活躍している「高剛性ロールプレス機」の開発に携わった3名に直撃!
次世代電池や各種素材の開発・製造用途において活躍している「高剛性ロールプレス機」の製品化に携わった3名にお話を聞きたいと思います。
営業担当 吉本主任、技術担当 飯盛主任、監督者側である安河内副本部長にそれぞれお話を聞かせていただきました。
製品化に携わった経緯を教えてください。
当初はプレス機のロール部材についてお客様から引き合いを受けました。
その中で、お客様の困りごと・課題を1つ1つヒアリングし解決していくことで、ロールという1部品だけの関わりから装置全体を含めた製作対応をしてほしいとの話をいただきました。
装置の製作実績はありませんでしたが、お客さんの1番の困りごとを解決したいという想いから、製品に対しての当社としての強み、案件の将来性や市場情報などを調査し事業部会議にてプレゼンを実施しました。
結果、会議にて承認され、開発ベースで取り組むことが決まりました。
吉本さんのプレゼン時に技術担当を立候補させていただきました。
学生時代からエネルギー関係に携わりたいと考えていたこと、案件の内容を聞いて将来性があると感じたことから、「是非、自分にやらせてもらいたい!」と思い、手を挙げました。
当時は入社2年目でしたが、技術担当を任せてもらえることになり、「若手でもチャレンジ精神があれば認めてもらえる良い会社だな」と感じたことを覚えています(笑)
私たちは、これまでのお客様の注文に応じてモノを作って納入していくという姿勢から、お客様・市場の困りごとを見つけ出して片付けるという姿勢で世の中の役に立っていきたいと変わっている最中です。
その中で吉本さんがお客様の困りごとを形にして、提案してくれたことは嬉しかったですね。
また、飯盛さんが立候補してくれた際には、経験は浅かったですが、やりたいという気持ち、熱意がある人がこれまでにないものを創ってくれる、理想と現実のギャップを埋める発想と工夫を生み出せると考えているので、その気持ちを大切にしました。
取り組みの中で難しかったところ、達成感を感じたところは?
ロードマップ作成や市場調査など難しいことは多かったのですが、周囲の方々からフォローいただき、充実して取り組むことができました。
その中で“卓上サイズかつ高精度”という強みを生み出すことができたと思います。
そして、図面上や会議で協議を重ねたものが、実際の製品として形になったときは感慨深かったですね。
飯盛さんとも重なりますが、市場調査、ニッタンとしての強みはなんなのか?をマーケティング視点で考えていくことは難しかったですね。
また、お客様との仕様確認や納期の管理など、開発品ゆえにトラブルが発生することもあり大変な面もありました。
ただ、そのおかげでお客様とより深い関係になれたと感じています。
実際に納入しお客さんのもとで生産活動ができていることは達成感があります。
社内・お客様だけでなく、関係会社含めた連携がここまで必要な製品もこれまではなかったので、案件を進めていく中で困難なことも多かったかと思います。
2人が社内外多くの方を巻き込み、コミュニケーションをとって尽力してくれたことが成功に繋がっていると思います。
就職希望者に対して応援メッセージをお願いします!
「こんなテーマを進めたい!」という熱意をもつことが大事だと思います。
熱意をもって手を挙げれば、即戦力として見てもらえる良い風土がありますので。
実際に私も若手時代から現在まで、高剛性ロールプレス機の技術担当を任せてもらっています。
自分の気持ちを言葉にして話すことが出来れば、取り組ませてもらえる環境があると感じています。
もちろん、その中で提案内容が会社の方針や技術に沿っていること、パッションをもって発信することが大切かと思います。
頭の中にあるアイデアを実行に移せることが大切です。
上の立場として、確認・アドバイスは当然行いますが、自ら成長してもらうためにも一定のラインまでは自由にさせたいという気持ちをもっています。
壁に対して自分たち自身で乗り越えたときの成長には、非常に価値があると思っているからです。
業務の中でのリソース支援やサポートは上の立場・組織の役割なので是非、やりたいという気持ち、そして一歩踏み出すことを意識してもらいたいですね。