セラミックス材料はその特徴として高硬度、高耐食性、耐摩耗性、耐熱性などを有しております。これらの特徴の中でも、耐摩耗性は特に優れるところであり、現在まで使用されていた鉄系もしくは合金系材料の多くの部材が耐摩耗性の高いセラミックスに置き換えられてきました。その耐摩耗性の特徴を生かした部材として現在注目を集めているのが「硬質材料の粉砕機器」及び「搬送用部品」です。粉砕機器とは主に岩石、砂、コンクリート、粉体等を粉砕する工程などに用いられる部材です。高い速度で硬質材料を粉砕する工程で用いられるため高い耐摩耗性が求められます。また同様に、硬質材料を搬送する際に通路となる部材の「搬送用部品」も耐摩耗性を要求される部材です。 今回、日本タングステンセラミックス材料は工具に用いられる緻密で高強度・高靭性な材料でありますが、中でも特に硬質材料に対する耐摩耗性に優れ、製造上大型製品にも対応のできる弊社窒化珪素系材料"NPN-3"を中心に耐摩耗性のデータ、実績をご紹介いたします。