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製品Q&Aタングステン・モリブデン製品Q&A

Q.1 タングステンの酸化、劣化等について教えてください。保存はどのようにすればよろしいでしょうか?
A.1 タングステンは、徐々に酸化して光沢を失います。極端に錆びてぼろぼろになるようなことは通常はありません。ただし、高温多湿、結露、手垢などの汚れなどの条件がありますと酸化が加速されますので、注意が必要です。一週間以上保管する場合は湿度60%以下、温度28℃以下、化学薬品類から隔離された環境を推奨しております。また使用上の注意をこちらに掲載しております。ご覧下さい。

Q.2 タングステンの使用温度、使用雰囲気は?
A.2 タングステンは400℃から酸化が始まり、700℃でWO3を形成し、急激に酸化します。加熱してご使用される場合は、還元雰囲気(水素)中、不活性ガス雰囲気中もしくは、真空中でのご使用をお勧めします。 また使用上の注意をこちらに掲載しております。ご覧下さい。

Q.3 タングステンと他の金属との密度、比熱の違いを教えてください。
A.3 タングステンの密度は金と同等の19.30g/cm3で高密度です。比熱は138J/Kg・Kで鉛や金と同等程度です。以下に他の金属との比較を示します。

金属の密度と比熱
金属密度(g/cm3比熱(J/kg・K)
タングステン19.3134
モリブデン10.2247
11.34130
7.87444
すず7.3222
8.93385
10.49234
19.26126
※丸善出版発行 金属データブックより
放電タングステン線について

Q.4 酸化タングステン層の膜厚はどれ位でしょうか?
A.4 正確に測定したことはありませんが、ゴールド〜ダークブルーの色は光の干渉によると考えられますので、光の波長程度(1μm以下)と考えられます。

Q.5 酸化タングステン層はピンセットなどで擦る程度で剥がれ等発生しますか?
A.5 硬い金属などで擦ると剥がれる可能性があるため、ピンセットなどで擦ると剥れが発生するおそれがあります。線の曲げなどに対しては問題なく密着を保ちます。

Q.6 酸化タングステン層の抵抗値はどれ位でしょうか?
A.6 酸化タングステン層は非常に薄いため当社での測定実績はございません。酸化タングステン自体は酸化の状態にもよりますが、導電性を持つようです。実際に酸化タングステン線も普通のタングステン線と同レベルで導通します。

Q.7 酸化タングステン層の耐薬品性は?(酸・アルカリに対する耐性)
A.7 アルカリには溶解します。酸に対しては、酸の種類によって異なりますが、耐性はございます。

☆ タングステンに関する情報はタングステンの粉体粉末冶金用語事典に65項目掲載しております。

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