Awarded Technical Achievement Prize by, Japan Cemented Carbide Manufacturers Association 2002
NTダイカッターは抜き金型などでは加工が困難な紙・不織布などの輪郭を高速・高精度で切断する超硬合金製ロータリーカッターです。
ロータリーカッターは外周表面に3次元刃先をもつダイカッターと平滑な外周表面をもつアンビルロールから構成され、その間にワークを通過させることによって所要の輪郭加工を行うものです。従来のものはダイス鋼などの鉄系材料が使用されていましたが、切れ味が悪く、摩耗によってカッター寿命が短いという欠点を持っていました。
これらの問題を解決するため、1986年、ダイカッターとアンビルロールに当社独自の超硬合金と加工技術を適用することによって、世界に先駆けて、超硬合金製ロータリーカッター「NTダイカッター」の商品化に成功致しました。これにより、ロータリーカッターの寿命は従来品と比較して約10倍まで飛躍的に改善され、さらに高速加工や良好な切断特性、高信頼性までも得ることができました。(1991年、2002年日本超硬工具協会技術功績賞受賞、特許取得済み)
適用例としましては、不織布・紙・合成樹脂やその複合フィルム、金属箔などの輪郭加工、エンボス加工などがあります。
NTダイカッターは商品化後も、お客様のニーズに応えながら改良を重ね、国内外の多くのお客様から高い評価を頂いております。これからも、ISO9002認証工場より超硬合金ロータリーカッターの世界ブランドとしてお客様に最高の性能を御提供いたします。
[ニッタン技報27号で詳しくご紹介しております。参照お願いします。]