貴社の主な事業内容を教えて頂けますか?
当社は金属部品の加工メーカーです。ステンレス、アルミ、チタン、銅、インコネル等、幅広い材料を切削、研削加工しており、特に、高い精度を必要とする加工を得意としております。
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FB-ASSISTをどうやって知りましたか?
今から5〜6年前の頃、ファインバブルを使って加工するという技術に興味があり、インターネットなどで情報を集めていました。
当時既にいくつかのメーカーが加工用のファインバブル生成器を発売されていたのですが、その中に「日本タングステン」を見つけました。以前より日本タングステンさんとは取引があり、技術、製造の方とは連絡を取っていたので、そこから担当営業を紹介していただいたのがはじまりです。
FB-ASSISTの購入に至ったきっかけについて教えて頂けますか?
製品の説明を聞いて、目詰まりの防止、冷却性能の向上が見込めるのであれば、反りの低減、平面度の向上に効果がありそうだと思いました。
当時のFB-ASSISTにはPシリーズがまだ無くて、タンク側でFBを生成する電気稼働タイプ(現在のEシリーズ)をお借りして評価を実施しました。その結果、狙い通り反りが低減することが確認でき、購入に至りました。
FB-ASSISTをどのように使ってどんな効果がありましたか。
現在当社ではFB-ASSIST EシリーズとPシリーズを平面研削加工機に導入しています。
まず加工面が変わったことは目に見えてわかりました。面が荒れにくい様に感じます。
また、薄くて広い金属ワークの加工では、砥石目詰まりや、加工熱の影響でワークが歪み、歪んだために砥石の当たりが強くなりさらに加工熱が発生・・・という悪循環が加工精度に悪影響を与えることがあります。
FB-ASSISTを導入したことでこの現象が抑えられ、厳しい平面度の安定した対応に繋がっています。
研削液の腐敗臭の低減にもかなり効果があると思います。作業者にとっては、加工精度や加工効率より実感しやすいかもしれないです。
切削油メーカーさんには腐敗したクーラントは冷却効果も落ちると言われましたし、単純に作業環境の保全の面から考えても、クーラントの腐敗がクーラント総入れ替え寿命に影響している所があります。この頻度が下がるのも効果ではないでしょうか。
導入時は少し高価な印象もありましたが、長期的に見れば十分ペイしていると感じています。
今回はインタビューありがとうございました。
最後に貴社がFB-ASSISTに期待されることがあれば教えてください。
現時点では、FB-ASSISTは研削加工に力を発揮し、切削加工は非推奨と認識しています。当社は切削加工の仕事も多いので、切削加工にも効果が発揮できるような商品が出たり、効果の見込める切削加工の領域が明確になればもっと良いと思います。
あと、これは付属の既製品なのですが、長期間使用するとレギュレーターは傷みやすいかもしれませんね。