■概要
当社は、長年に渡り超硬合金製のロータリーカッターである※NTダイカッター®を衛生材・サニタリー用品の製造に関わる世界中のお客様に提供し、お客様の生産性向上に努めてきました。
近年、衛生材・サニタリー用品市場において、グローバル競争の激化や顧客ニーズの変化に伴い、生産ラインの高速化、切断資材の多様化が進んでおり、ロータリーカッターの安定稼働やトラブルの未然防止を望むお客様の声は、ますます強くなっています。
このような要望を受け、ロータリーカッターの稼働状況をリアルタイムに監視し、さまざまな稼働データを蓄積することが可能なモニタリング装置を開発しました。
■今後の展開
お客様の生産ラインに組み込んで評価を進め、必要に応じて機能を拡充させ、本装置の適用拡大を図っていきます。また、稼働データを活用することによって、トラブルの早期解決、未然防止を図るだけでなく、ロータリーカッターの再研磨管理など新たな価値を提案し、NTダイカッター®の売上拡大とさらなる市場シェアの獲得を目指します。
お客様の生産設備の長寿命化・資源の有効活用に貢献することで、当社のサステイナブルビジョン、パーパスに掲げる「より少なく、よりよく。」の実現に取り組んでまいります。
※NTダイカッター®は、不織布やフィルムなどの薄い素材を高速で切断するロータリー式のカッターで、当社が1986年に世界で初めて超硬合金の適用・実用化に成功しました。
モニタリング装置のイメージ NTダイカッター®が適用されるアプリケーション