当社従来材「MZ01」と比べ、強酸や強アルカリに対する耐食性を高め、かつ、摩耗や衝撃への耐性を両立した新材料「MZU(ツー)」を開発しました。
〜 「MZ01」の性能をさらに向上 〜 ※当社調べ
・ニッケル基合金とほぼ同等の耐食性能で、耐摩耗性は20倍!※
・リン酸に対する耐食性能を「MZ01」比で50倍に向上!※
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新材料開発の背景
強化樹脂コンパウンドの生産には「二軸押出機」が使われますが、性能向上のために添加される硬質フィラーや難燃剤等により部材の消耗が深刻化し、以下の問題が顕在化しています。
・部材の交換頻度が増加し、部材の調達
コスト増、稼働中断に伴う
生産性の低下を招く
・部材が摩耗しコンパウンド中に異物として混入する、いわゆる金属コンタミによる
品質の悪化を招く
・部材の寿命が安定せず、在庫管理の煩雑化を招く
これら問題の解決には、長寿命かつ軽量な「MZ01」が有効となりますが、プラスチックに添加する酸・アルカリ性難燃剤の添加量が増えている傾向に対応するため、「MZ01」の軽さや耐摩耗性を維持しつつ、さらに「MZ01」比で耐食性能をリン酸で50倍、フッ酸と硫酸、塩酸で数倍に向上させた新材料「MZU(ツー)」を開発しました。
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「MZU」の特徴
特徴@:腐食に強い ニッケル基合金とほぼ同等の耐食性
特徴A:長寿命 ニッケル基合金の20倍以上の耐摩耗性
特徴B:軽量 比重7.1(鋼材よりも軽量)
今回開発した”MAZELLOY®”の新材料「MZU(ツー)」は、今後、需要の高まりが期待される、自動車の軽量化ボディや電子部品周りの部材等の生産に活用いただけます。当社では、今後も長寿命を強みとする商品の提供により、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
「MZU」の詳細は、
こちらをご覧ください。