原料粉末に潤滑剤と溶剤を混練し、適度の可塑性を与えて金型に封入し、金型の後方から圧力を加えて、所定形状の穴から超硬合金の圧粉体を押出し、丸棒・バイプ・板などの製品を製造する方法である。この成形法は、量産性、複雑断面形状品の成形性に優れるが、加圧力が低く潤滑剤が多いため、ポアが発生しやすく、焼結状態での合金強度が低下するという問題もある。押出成形機には、回転羽根型・スクリュー型・ピストン型などがある。
粉体粉末冶金用語辞典 より
編者:(社)粉体粉末冶金協会
発行所: 日刊工業新聞
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