ボ−ルミルや振動ミルに比し、短時間で原料粉末の混合・粉砕を行う装置である。縦形円筒容器内に設置された多重攪拌羽根(ピン)の回転により、ボールは容器内で円周方向へ回転するとともに、羽根の通過に伴い上下に動き、原料粉末に大きな衝撃力を与えることにより、粉砕効率が著しく高められる。アトライタの利点は粉砕・混合時間が短く、鉄系不純物の混入量が少ないことである。一方、粉砕エネルギーが高いので粉末が酸化を起こしやすい、容器内の位置により粉砕エネルギーが著しく異なるため均一粉砕されにくいなどの欠点もある。
粉体粉末冶金用語辞典 より
編者:(社)粉体粉末冶金協会
発行所: 日刊工業新聞
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