INTERVIEW with
取締役 執行役員
中原 賢治
Nakahara Kenji

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環境負荷の低減と、人類の豊かさの両輪をもって「より良い世界」とする。
妥協せず自分に問い続け、
周囲に関心を持ち続けながら行動すれば、
必ず良い世界は作れる。

「より少なく、よりよく。 Building a better world from less.」というパーパスの中で、中原さんが特に気に入っている箇所はどこですか?

私自身は「Building a better world from less.」という英文がすごくしっくり来ていますね。
和訳すると「より少ないものから、より良い世界を構築する。」になります。
経営理念の中にも、自分達の存在意義を示す言葉として「明るい未来を実現するために」という文言があるのですが、この英文はそこからさらに一歩進んだような印象があります。
「より良い世界を自分達が構築するんだ」という気概を感じ、勇気をもらえますね。

議論を繰り返すことで気づいた、「より少なく、よりよく。」に隠された本当の意味

より良い世界、とはこの場合具体的にどういった世界を指すのでしょうか?

前提として「大量生産・大量消費社会からの脱却」という考えがその中心にあります。
地球資源の枯渇や地球温暖化によるサステナビリティの低下、そして人類史始まって以来初の人口減少などは遠い未来の話ではありません。
豊かさの定義について、人は新しい価値観を持たざるを得ない状況下にあります。
ものがあふれていることに豊かさを感じるのではなく、人間のみならず地球にとっても豊かでなければいけません。
例えば必要な時に必要な量だけというふうに、自らにとって厳選されたものが人々に選ばれる時代になったのではないか、という考えに行き着きました。
より少ない資量でより良いものを生産する、というのはもはや当然として、より少ない時間内により良いものを作る必要もあります。
より少ない廃棄で、より良いものを作る必要もあります。
すなわち環境負荷の低減と、人類の豊かさの両輪をもって、より良くする。
それこそが私達の目指すべきサステイナブルな世界であり、そういった世界で作られてゆくものこそがより良いものである、と私自身は思っています。

他社に対しても、自分達のことを知ってもらうコミュニケーションツールになれば

より良い世界の定義の解釈について、もう少し詳しく教えてください。

時代や状況の変化に伴って「より良い世界」の定義は変わってゆくものだと思います。
ただ、パーパスが変わることはありません。
つまり「より少なく、より良い世界を構築する」という姿勢自体がブレてはいけないのです。
変化した時代に合わせ、「より良い世界とは10年前に比べどう変化したのか?
希望ある未来を手にするにはどう行動すべきか?
また、自分達がその世界を構築すべくリーダーシップをもって行動するには何が必要か?」ということを、その時々に当社を担うメンバーが真剣に考え、議論し、業務や役職の垣根を越えてつながり、時には他社をも巻き込みながら、共通の価値観を持つ仲間同士が行動することが「より良い世界」にたどり着く手段であると考えています。
妥協せず、自分に問い続け、周囲に関心を持ち続けながら行動すれば、必ず良い世界は作れると強く信じています。

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