これまで。
社会の声にストイックであり続けた。
より少なく、よりよく。
それは、社会に対するわたしたちの解答。歩み。哲学。
そして、マテリアルを追求してきたことの証。
これから。
わたしたちが耳を傾けるもの。それは未来の声だ。
人々の困りごとに。大量消費のない社会に。限りある時間に、資源に。
何より、希望へとつながる明日に。
点と点、人と人をつなげ、たくさんの声に応えてゆこう。
新しい思考を取り込みながら。想像力を創造力へ。
すべての人がワクワクするような未来へ。
できるはずだ。ずっとそうしてきたのだから。
これからも、きっと。
変化とともに在ろう。
今よりもっと、より少なく。よりよく。
OUR THOUGHT ON “OUR PURPOSE”
“パーパス”に込めた想い
未来のために、私たちがすべきこと
大量に生産し、大量に消費し、大量に廃棄する。
人類にとっての豊かさとは、文字通り“量”の“大きさ”によって定義されてきました。
しかし、それは決して地球にとっての豊かさではありません。資源枯渇、地球温暖化。問題は山積みです。旧来の価値観をもって、地球に希望ある未来は望めないのです。
今こそ、考えなくてはならない。私たちは未来の声に耳を傾けなければならないのです。
これまで地球の資源で営んできた私たちだからこそ、この現実に向き合うべきなのではないでしょうか。いったい私たちに何ができるのか? 私たちの責任とは何か?
その答えはきっと「マテリアルと向き合い続けること」、
そして「社会に対しマテリアルから始まる価値を創造・提供すること」によって得られるはずです。
量の大小ではなく、人・社会・地球のニーズを叶えるソリューション。
それは私たちだからこそ導き出せる解答です。
やがてそれは「環境に対する配慮」と、「文化的な豊かさの提供」の両立へとつながる。
難易度の高い両立であることは間違いありません。
しかし、だからこそ私たちが挑むべき戦いと言えるのではないでしょうか。
明るく豊かな未来を迎えるために問い続け、よりよい解を追い求め続け、歩み続けるということ自体が、私たちを含む世界全体に大きな価値をもたらすのではないでしょうか。
他の誰でもなく、私たちが想像力を持って創造し、未来を豊かにするのです。
90年間歩み続けた道、その意味
ひたすらに技術を高め、困難に挑み、壁を乗り越えてきた90年でした。
ものづくりをニッチな領域から支え、またものづくりを通じてソリューションを提供する中で獲得してきた知見や技術により、長きに渡り多くの企業と並走し続けてきました。まさに追求と創造の毎日でした。
幾多のチャレンジの果てに成功を掴む。情熱をもってお客様の困りごとを解決させる日々は小さなイノベーションの連続であり、それらが今日の私たちを形作っていると考えています。大小さまざまな壁を越えるたび、着地するたびに地面は強く踏み固められました。
「より少なく、よりよく。」とはすなわち、90年間私たちが踏み固めた道であり、また基盤ともいえるもの。
そして、お客様に喜びを提供し、社会を明るく照らし、かつ自身の人生にも輝きを与える叡智・哲学である、と信じて進んできたのです。
私たちが歩んできた90年は間違っていなかった。
そんな私たちに、未来を創造できないはずがありません。
だから「より少なく、よりよく。」を進化させよう
培った90年を基盤とし、未来を豊かにする。
そのために必要なことは、私たち自身が進化することです。
そしてその進化とは、今よりほんの一歩、人に対し踏み出すこと。関わること。心を通わせること。何をより少なくし、また何をよりよくすることによって、自分の仕事が回りまわって最終的に誰を笑顔にするか。つまり、「より少なく、よりよく。」に対し思考を巡らせること。目の前の仕事や、仲間とともに生み出す新たな価値を想像してワクワクすること。
仕事とは、一人では絶対に成立させられないものだから。
もう一つ。
お客様の声・社会の声によく耳をすませ、その言葉に潜む「希望ある未来を創造するためのヒント」を発見すること。
「お客様のご要望に応えること=未来を創造すること」とは限りません。そこにあるヒントに、「技術」「人」「+1のアイデア」を、私たちの手で掛け合わせる。
そして「+1のアイデア」を得るためには、お客様の真の声に向き合い続けることで得られる知見を枝葉のように、新たな領域へと広げる努力が不可欠なのです。
最後に、何より大切なのはそれらに対し能動的に、強いリーダーシップを持って関わってゆくこと。
他社がやるまえに私たちがやろう。他人がやるまえに、自分がやろう。一人ひとりのその前向きな想いこそが、希望に満ちた、子どもたちの笑顔あふれる未来を創造する第一歩につながる資産なのです。
そんな未来へ持ってゆくたくさんの資産の中で、私たちが最も忘れてはならないのが基本姿勢。
それこそが、今よりさらに進化した「より少なく、よりよく。」なのではないでしょうか。