当社の事業は、大量生産、大量消費に依存した商品によって成り立っています。しかし、資源には限りがあるため、現在のビジネスモデルでは永続的な成長は難しく、ビジネスモデルの転換、すなわち”提供する価値の転換”が必要です。また、脱炭素を始めとする社会課題に対する新たな解決策の創出も、私たちの使命であると捉えています。
資源の消費量を最小化しながらも提供する価値を最大化する新しいビジネスモデルの構築、持続可能な社会実現に資する新たなソリューションの創出を目指します。
消費される資源あたりの価値を大きく飛躍させるとともに、省エネ、省資源、脱炭素などの社会課題解決につながるソリューションの提供を中核事業とします。
◆ 優れた商品を持続可能な製法とサプライチェーンで提供します。
◆ 市場の用事を探求し、デジタル技術活用等により付加価値を創出します。
◆ コア事業の進化と新規事業の創出を両立します。
◆ イノベーションを創出するための人材・組織能力とプロセスを強化します。
当社製品は耐摩耗性が高い硬質材料や、耐熱性に優れる高融点材料で構成されており、これらの材料特性を活かして部品の長寿命化、廃棄物の削減に貢献しています。
主に電気自動車(EV)で使用されており、事故などの緊急時にバッテリー、モーターの電流を瞬時に遮断するメインリレーや急速充電用のリレーに搭載されています。
ワイヤーハーネスやモーターといった自動車電装部品の溶接用電極として使用されており、電極の長寿命化による廃棄物削減、生産性と品質向上を通じたEVの普及に寄与しています。
強化樹脂コンパウンドの製造に不可欠な部材として使用されており、優れた耐摩耗性と耐食性により、部材の交換頻度の低減、廃棄物の削減に貢献しています。
「ITER(イータ―)計画」とは
核融合反応を利用した「核融合エネルギー」は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しない、エネルギー問題と環境問題を根本的に解決する恒久的なエネルギーとして注目されています。
ITER計画とは核融合実験炉イーター(以下、ITER) の建設・運転を通じて、核融合エネルギーの科学的・技術的実現性の確立を目指すものです。2025年の運転開始を目指し(2016年6月ITER理事会で決定)、日本・欧州(EU)・米国・ロシア・韓国・中国・インドの7極による国際協力により進められています。
(https://www.fusion.qst.go.jp/ITER/iter/page1_1.html)
詳細は、『「ITER(イータ―)計画」での核融合実験炉ITER向け部品に当社のNDB技術が採用されました』をご覧ください。