貴社の主な事業内容を教えて頂けますか?
当社は”MAST”というブランド名で、高品位の金型用のハードンプレート及び超硬プレートや、精密金型標準部品、一部特注部品に至るまで、製造、販売を実施しているメーカーです。
寸法精度が良く、平面度、平行度に優れたプレートで好評を頂いております。
また、通常は遊離砥粒加工等を用いられることが多い鏡面仕上げについても、当社のGーLAPならRa=0.005μm程度まで、研削加工にて対応することが出来、部品製造のトータルコスト削減に有効です。
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FB-ASSISTをどうやって知りましたか?
2023年のGrinding Technology Japan に出展されていた日本タングステンさんのブースで知りました。
当時既に当社では、他社さんのファインバブル発生器も一部導入したり、テストしていたのですが、たまたま展示会でファインバブルの生成器を展示されているのが目に留まり、ブースに立ち寄ったんです。
FB-ASSISTの購入に至ったきっかけについて教えて頂けますか?
他社さんの生成器を導入していたので、効果については以前より認識していました。
ただ、導入していた電気式の生成器は、複数の加工機にそれぞれ取り付けるには高価で、筐体も結構大きいため、使う際に特定の加工機に移動させるのも面倒でした。
その対策として、設置が容易なインラインタイプの商品を検討し、他社さんのインラインタイプもトライしましたが、圧損でクーラントの流量が細ってしまったり、直ぐに内部でスラッジが目詰まりしてしまい、そちらは導入するのは難しかったです。
FB-ASSISTPシリーズは構造にクーラントの流れを阻害する要因が少なく、上記の様な弊害が出にくいと思われたため、デモ機を借りて効果を見た所、想定通り、取付も比較的簡単で目詰まり等も起きておらず、効果も現有の生成器と同等かそれ以上と確認できたため、購入に至りました。
FB-ASSISTをどのように使ってどんな効果がありましたか。
当社ではFB-ASSIST Pシリーズを平面研削加工機に導入しています。
効果があるのは直ぐにわかりました。
研削音が明らかに軽くなり、砥石の負荷が低減されているのだと思います。研削面もきれいでスパークアウト後の面の様にみえることもあります。
粗加工の負荷低減による切込みUPや、仕上げ加工のソリ、歪みの低減に効果が出ています。
特に弊社は昨今「大きく、薄く」という方向性で、高精度プレートの製造等を拡大している事もあり、反りが出にくく、寸法がきちんと公差に入れやすいことは大きなメリットです。
また、弊社で最初に導入した他社さんの電気式の生成器は、連続稼働でクーラント温度が上がってしまうことがありました。
FB-ASSIST Pシリーズはクーラントに機械的なエネルギーを加えることが無く、元から加工機についているポンプ以外に追加で液送ポンプを使うことも無いため、液温に与える影響が非常に小さいです。これも高精度加工においては好ましい点だと思います。
今回はインタビューありがとうございました。
最後に貴社がFB-ASSISTに期待されることがあれば教えてください。
他社さんの製品でも同様のことはありましたが、クーラントの種類によって効果の出やすい、出にくいがあるようです。弊社でも複数種のクーラントを使用していますが、一部のクーラントでは効果が見られないようでした。
こういった適用範囲についてもより深いアナウンスがあれば助かります。
また、FB-ASSIST Pシリーズは、シンプルな構成で簡単に取り付けられるのですが、小さな研削盤等の場合取付スペースが足りず、少し手を加える必要がある場合がありますね。より小さい、軽いなどの改良もあればもっと使いやすいと思います。