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第32号超硬合金の曲げ技術紹介

1. はじめに

 超硬合金の曲げ製品は長年培ってきた当社独自の粉末冶金技術を用いた特殊工法です。本年1月に新しい工法として新聞発表を行いました。
 これまでは超硬合金で製作できなかった、大口径ドラムの壁面や曲げが必要な切断刃等にも使用が可能になり、耐磨耗性に優れた性能を発揮致します。

(特開-2003-226585)

2. 超硬化するメリット

 鉄鋼材と比較して超硬合金には以下のような優れた特徴があります。
1)超硬合金特有の高硬度により、長寿命化が可能になります。
2)長寿命化により取り替え(メンテナンス)頻度が減少して、生産効率が向上します。
3)耐摩耗性に優れているので、安定した操業が可能です。
4)超硬合金は摩耗しにくいため、コンタミが少なく品質の良い製品が製作出来ます。

3. 超硬を曲げるメリット

 当社の特殊工法で超硬合金を曲げることにより以下のようなメリットが生まれます。
1)これまで製作できなかった複雑な形状が可能
になります。
2)湾曲した超硬を配列することで、円形ドラムの壁面摩耗部材が製作可能になりました。
3)板状から加工する必要がないので、加工時間が短く、材料の無駄も生じません。従いまして、コストが安く製造できます。
4)特殊工法で湾曲するので、超硬合金の持つ物理的特性は変わりません。

4. 用 途

 以下のような用途にご使用頂けます。尚、混合機などでは内面をネジで固定する場合がありますが、その場合ネジ頭の磨耗が発生しますのでネジ頭にも超硬合金を貼り付けることが可能です。�
 
(用途)
 ・大口径ドラムの内壁面�
 ・粉砕混合機の容器�
 ・曲げを必要とする工具や耐摩耗部品�

5. 曲げる事が出来る形状

 図1のように厚み(T)に対して長さ(L)が5倍以上あれば曲げることが可能です。ただし、材種によっては曲げることの出来る形状が異なりますのでご相談下さい。

6. 製品紹介

7. 超硬合金材種の物理的特性

 表1に超硬合金の物理的特性一覧を示します。ほとんどの超硬合金を曲げることが可能ですので用途に応じた材種を選択頂けます。尚、表に無い材種を希望される場合は御相談下さい。

8. まとめ

超硬合金を曲げることで、これまでコスト面や耐摩耗にお困りだった部分が補えます。
超硬部品部 製造技術Gr 井上

ニッタン技報 

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