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耐摩耗・耐衝撃工具関連プレス金型用セラミック NPZ-28

プレス金型用セラミック NPZ-28
コネクターやリードフレームなどに使用される、銅系材料を打抜く精密プレス金型パーツは、超硬合金製が主流です。
しかし、超硬合金製金型パーツでは、1000spmを超える高速プレス生産において、金型への銅の凝着が生じ、金型の短寿命化や製品不良を引き起こします。また、再研磨などの金型メンテナンスの回数が増え、生産性の低下が問題になります。
これらの問題を当社のジルコニア系セラミック材料”NPZ-28”(当社材質名)が解決します。

導入メリット

銅系材料のプレス打抜きにおいて、NPZ-28の金型パーツは超硬合金製の金型パーツに比べて、10倍以上の長寿命を実現します。

@金型パーツの再研磨頻度の低減(超硬合金製と比較して2.5倍)

金属バインダー相が含まれないため、摩耗の原因となる銅との凝着を低減できました。その結果、再研磨が必要となるまでのショット数を、超硬合金製金型パーツに比べ、約2.5倍に伸ばせました(銅系材料打抜き加工の場合)。
また、金型と製品ワークが凝着しないことは、製造される製品の不良率の低下にも寄与します。
表1 再研磨までのショット数(万shot)

打ち抜きテスト
ワーク材質: りん青銅0.2mm
プレス回転数: 1800spm
潤滑: 油潤滑

A金型パーツのランニングコストの低減(超硬合金製と比較して5倍)

側面摩耗が少ないため、超硬合金製金型パーツに比べ1回の再研磨代が約1/5になります。
再研磨代が少ないことで、金型パーツの寿命を伸ばし、ランニングコストの低減に繋げることが出来ます。

NPZ-28の特徴

  • ・NPZ-28とはセラミックの中でも強度の高いZrO2(ジルコニア)と超硬合金の主成分であるWC(炭化タングステン)の複合材料です。
  • ・銅系材料が凝着する原因となる金属バインダー相を含みません。
  • ・ジルコニア系セラミックの中でトップクラスの高硬度、高強度、高靭性を有します。
  • ・超硬合金と同様に放電加工が可能です。

用途例

ご希望の形状でご提供します。

  • ・ブロック形状(指定のサイズ)に切り出してご提供します。
     (最大サイズ 25mm×110mm×110mm) 
  • ・図面をいただければ、図面形状に仕上げてご提供します。

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